数時間後、リザがロイたちを起こし、ロイとハボックが出る出番となった。
「店長、ハボックさん、気をつけて。」
「あぁ。」
「帰ったら飲む準備よろしくね、リザさん♪」
「えぇ。」
「これはこちらとの連絡をとるようの小型無線です。片耳に入れてください。」
「「了解。」」
こうして、長い戦いが始まった。
よう動作戦はうまくいっていたようで、入口にいた門番を始め、雑魚は殆どいなかった。
「ブレダによると、この先に地下階段が。」
「あれか。」
瓦礫の陰にひっそりと佇む地下への入口は、不気味なほどに戦闘のあとがなかった。
一呼吸おき、ロイとハボックは階段を降りていく。
かなり下ったところから光が見え、二人は一気に下り、光が漏れる部屋の扉を開けた。
するとそこには、敵のウルボルスの幹部が勢揃いしていた。
「ウルボルス…!!」
ロイはいつになく険しい表情をして、敵を睨んだ。
「あら冷犬…あなたも来たの。ほんと忠犬気質ね、あなた。」
「『お父様』、あの失敗作、どうされるんです。」
幹部の一人------プライド-------が「お父様」と呼んだウルボルスのボスてある者はどっしりとした椅子から立ちがあった。
「ロイ・マスタング、そして…今はジャン・ハボックと呼ばれているようだが…冷犬よ。ようこそ我が城へ。…そして、『さようなら』だ。」
そう「お父様」が言った途端、ハボックは銃を抜き、
「は、ハボック…!!」
ロイを撃ったのだった。
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