ある2つの世界で、同時に2人の男が湖に落ちました。
「ラグナっ!!!!!」
「バルフレアっ!!!!!」
それと同時に、2つの世界の主人公たちは、まばゆい光に包まれ、異世界へ飛ばされてしまいました。
「うぉっ?!!ここどこだ??…てかあんただれ??」
「…少しは冷静に周りを判断出来ないのか…??…俺はスコール。お前こそ誰だ。」
「俺はヴァン。なぁお前、ここどこだかわかるか…??」
ジタバタしても始まらないと悟った2人は、互いにここにたどり着くまでの話をしましたが、やはりここがどこだかわかりませんでした。
「とりあえず…俺らは互いに湖に落ちたやつを探さなきゃなんだな。」
「ここから抜け出す方法を探すためにも…探索する必要があるな。」
そうと決まれば…と、二人は武器を片手に探索を始めました。しかし、何も手がかりは見つからず、体力が消耗していく一方でした。
そんなとき。天から声が聞こえてきました。
「スコール。あなたが探しているラグナ・レウァールはどちらの声ですか??そしてヴァン。あなたが探しているバルフレアの声はどちらですか??」
「声っ…?!」
すると、互いを呼ぶ2つの声が聞こえてきました。
「おい、4人とも同じ声だぞ…!!」
「あんたの探しているラグナってやつの声とバルフレアの声って…同じなのかよ!!」
…しかし、愛しい恋人が自分を呼ぶ声を間違えるわけにはいきません。
2人は耳を澄ませて、声に集中し、1人ずつ自分たちの探している人の声を選びました。
「ラグナの声は…2番目だ!!」
「バルフレアのは、3番目だ!!」
「では対面です。あなた方が探し人を当てたら、この世界から出してあげましょう…。」
そして、天の声の方から降ってきた2人は……
「ラグナっ!!」
「バルフレア!!」
探し人…否、愛しい恋人でした。
「スコールぅ~!!俺湖に落ちてビショビショなんだけどー!!…暖めてくれよっ♪」
「おっ、いいな、それ。おいヴァン。お前のせいで俺は湖に落ちたわけだから、当然サービスしてくれるよな??」
「「ギャーっ!!」」
こうして、2つの世界の主人公は、愛しい恋人と仲良く暮らしましたとさ。
めでたしめでたし。
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